本件はPR案件を含みます
そう思う保護者のかたのために、今回4歳の息子とキッズマネーセミナーに参加したワーママの私がレポします!
結論からいうと
「キッズマネーセミナーは子どもの学びにはなるので、気になるなら一度参加してみては。ただ保険会社の営業活動があり、やんわりと勧誘はあるので、興味がない人はしっかり断ってください」
という感じです。
大まかな感想としては以下の通りです。
参加したメリット
子どもはお店屋さんごっこの準備、開催、お給料をもらってトミカを買って喜んでいたし
「楽しかった!」
と話していました。
お金についても考えるきっかけになったようで、結果的には参加してよかったと思います。
以前はスーパーへ行くと
「このお菓子買って!」
と言い張っていたのが、セミナー参加後は
「これは高いからだめだよ、こっちの棚のものなら安いから一個選んでいいよ」
と伝えるとすんなり受け入れていました。
4歳なりに
「モノにはなんでも値段があり、高いものと安いものがある」
「お金がないとものは買えない」
「お金を手に入れるには働かないといけない」
「お金を稼ぐのは大変である」
ということを学んだようです。
参加したデメリット
しかし、子どもがお店屋さんごっこの準備をしているあいだの、親向けのセミナーが1時間と長めでした。
セミナーの内容はところどころためになりましたが、新NISAやイデコのメリット、デメリットをパッと答えられる人であればほぼ知っている内容かと思います。
キッズマネースクールを知り合いのママ友さんにすすめたいか?と聞かれれば、「強いてはおすすめしない」と答えると思います。
下記の記事でくわしく説明します。
【体験レポ】キッズマネースクールは怪しい?無料の理由・勧誘の有無・口コミを正直レビュー!概要について
「キッズマネーセミナー」は、子ども向けにお金の大切さや使い方を学ぶ体験型セミナーで、全国各地で定期的に開催されています。
主に幼児〜小学生(特に小1〜小4)を対象にしており、親子参加型のスタイルが多いです。
目的
- 子どもが「お金の仕組み」や「働くことの意味」を楽しく学ぶ
- 金銭教育を通して、計画的に使う力・考える力を育てる
- 親も一緒に学び、家庭でのお金の会話を自然にするきっかけづくり
よくあるプログラム内容(例)
よくみかけるキッズマネースクールのプログラムとしては以下の内容があります。
内容 | 説明 |
---|---|
お店屋さん体験 | 子どもが店員・お客さんになり、買い物や販売を体験。 |
お金の歴史 | 昔のお金やキャッシュレスの仕組みをやさしく紹介。 |
お仕事体験 | 「働く=お金を得る」ことを遊びながら理解。 |
クイズ・ワーク | 「お金ってなんのためにあるの?」を考える時間。 |
インスタグラムなどでよくこういうPR画像ありますよね。
これがまさにキッズマネースクールです。


対象年齢
- 小学1〜4年生が中心(年長〜小学6年生までOKな会もあり)
- 親子同伴必須が多い
開催場所・費用
- 全国のショッピングモール、銀行、住宅展示場、学習塾など
- 参加費無料のケースが多い(協賛企業の提供による)
主催団体
主催団体は多様です。参加される場合は念のため確認したほうがいいかもしれません。
- 一般社団法人 日本こどもの生き抜く力育成協会
- 地元のファイナンシャルプランナー(FP)
- 教育系企業や金融機関 など
わたしが参加した回は後援として区の自治体がかかわっていたので、「これなら安心かな」と感じました。
【体験レポ】キッズマネースクールは怪しい?無料の理由・勧誘の有無・口コミを正直レビュー!申し込み~当日までの流れ
インスタのPR記事から申し込みをすると、申し込み完了のメールが送られてきます。
内容は以下の通りでした。
[イベント詳細]
・日時 :202X年X月XX日(日) 第一部 10:15受付開始 / 10:30開始(13:00終了予定)
・会場 :XX会議室(住所:XXX)
※提携駐車場はございません
・主催 :まねっこプロジェクト実行委員会
・後援 :XX区教育委員会
・持ち物:色鉛筆
・参加費:お子様1人あたり500円(お子様への「お給料」として、同額の区内共通商品券でご返金いたします)
・お願い:体調が優れない場合は無理をせず、ご参加をお控えください。
[当日の流れ]
◆お金を知る:お金の歴史や役割を学ぼう
クイズを交えながら、お金の使われ方や世界のお金について楽しく学びます。
◆お店を作る:お店屋さんの準備&お父さんお母さん向けセミナー
子どもたちは、お店で販売する商品の準備を行います。
この間、親御さん向けに「おこづかいの考え方」や「教育費・住宅ローンの工夫」などをお話しします。
※お子さんの主体的な学びを大切にするため、見守る形でのご協力をお願いいたします。
◆お店を開く:お店屋さんごっこ(販売体験)
いよいよ、お店屋さんオープン!
子どもたちが接客・販売を体験し、お金の大切さや働くことの意味を学びます。
※販売の疑似体験は、お父さんお母さんもお客さん役として、ぜひご参加ください!
楽しい学びの場となるよう準備を進めております。
皆様のご参加を心よりお待ちしております!
主催している「まねっこプロジェクト実行委員会」というのが、検索しても出てこず不安ではありましたが。。
区が後援しているし、とりあえず大丈夫かなあと考え、予定どおり参加することに決めました。
【体験レポ】キッズマネースクールは怪しい?無料の理由・勧誘の有無・口コミを正直レビュー!マネースクールをおこなっているのは?
キッズマネースクールに参加する前に、主催者について調べておこうと思いました。
キッズマネースクールを主催しているのはメットライフ生命保険株式会社のようです。
キッズマネースクールにかぎらずメットライフ生命保険株式会社の社員がセミナー講師を務める無料のマネーセミナーは多数存在しており、金融知識の提供とともに、保険商品の提案やライフプランの相談など、営業活動の一環として位置づけられています。
メットライフ生命とは?
メットライフ生命保険株式会社(MetLife Insurance K.K.)は、アメリカに本社を置く大手保険グループ「メットライフ(MetLife, Inc.)」の日本法人です。
- 本社所在地(日本):東京都千代田区
- 設立:1973年(アリコジャパンとして設立 → 2014年にメットライフ生命へ改称)
- 親会社:MetLife, Inc.(アメリカ)
当日、しつこい勧誘などはありませんでしたが、親向けのセミナーの時間が1時間と長いです。
内容は比較的ビギナー向けだし、拘束時間は短いとはいえないので、その時間が嫌だという人にはキッズマネースクールへの参加はおすすめしません。
【体験レポ】キッズマネースクールは怪しい?無料の理由・勧誘の有無・口コミを正直レビュー!当日の流れ
当日は予定どおり10:30に現地に到着。
事前のお知らせでは、時間は10:30-13:00とのこと。
ずいぶん長いなと思いましたが、実際には12:30に終了し、正味2時間のセミナーでした。
スケジュールは以下のとおりでした。
10:30~11:00 子ども向けマネーセミナー「お金ってなあに?」
▼
11:00~12:00 子どもはお店屋さんの準備 その間に親はFPのマネーセミナーを聴く
▼
12:00~12:30 お店屋さんごっこ
▼
12:30 解散
定員40名とあったのですが、実際に参加したのは4組の親子で計9名でした。
子どもは4歳~小学校中学年ぐらいの年齢幅でした。
10:30~11:00 子ども向けマネーセミナー「お金ってなあに?」
子どもが名札をつけて全員着席すると、まずは
「◆お金を知る:お金の歴史や役割を学ぼう」
という子ども向けマネーセミナーが始まります。
クイズを交えながら、お金の使われ方や世界のお金について学びます。
内容としては
といった内容で、クイズ形式で進むのもあって、みんな真面目に話を聞いていました。
11:00~12:00 子どもはお店屋さんの準備 その間に親はFPのマネーセミナーを聴く
「お金ってなあに?」というセミナーのあと、子どもたちはお店屋さんごっこの準備へ。
紙に書かれた野菜やお菓子、おもちゃなどに持参した色鉛筆で色を塗り、自分で考えて値段をつけます(このとき塗った絵は最後は自分のぶんを持ち帰ります)
一人あたり10~20点ぐらい塗っていたので、結構時間がかかりそうでした。
会場のスタッフは男性が2名いましたが、1人が子どもたちと一緒に準備をおこない、そのあいだにもう1人が大人向けのセミナーをおこなうという形でした。
大人向けセミナーをするのはファイナンシャルプランナーだというメットライフ生命の社員とのことでした。
娘さんがおり、大学受験を控えているそう。
自身の育児経験を交えながらのセミナートークでした。
聞いておいたよかったなという内容もありましたが、
子どもたちが準備している前に椅子を並べて座って聞いているので、子どもたちの声が盛り上がると内容がよく聞こえないことも。。
そして長めの内容なので、私は集中力が後半切れてしまいました。
内容としては
という話になり、最終的に
「ファイナンシャルプランナーに相談して将来のお金の不安をなくそう」
という営業活動に誘導する流れのようでした。
個人的に、聞いておいてよかったなと思うポイントを挙げます:
子どものおこづかいは定額制と報酬制のミックスがおすすめ
子どものおこづかいは以下の2種類の制度が一般的です。
・定額制:毎月同じ金額をわたす
・報酬制:お手伝いしてくれたら1回につき〇円わたす
どちらが良いかは甲乙つけがたいですが、悩んだときはミックス制がおすすめとのこと。
つまり毎月必ず300円もらえて、それと別にお手伝いしたら報酬が発生するということになります。
さらに大事なのは、おこづかい帳をつける習慣を作るということ。
また、お金を使うときは何を買う予定かを親に教えること。
可能であれば毎月出費をいっしょに振り返り、
「自分にとって何が必要か、何が不要か」
ということを考えるうちに金銭感覚が養われていくとのこと。
この話が一番聞けてためになったかも。
それから話は子どもの教育費へ。
やはり一番お金がかかり、しかもかかる金額の幅が広いのは教育費ですよね。
さらには老後2000万円問題などが浮上して久しいですが、老後の資金も心配。
みんなどうしてる?という話から、ライフプランシミュレーションの作り方へ。
中学、どこに進学させる?候補の中学校の教育方針はよくチェックするべし
中学受験をそもそも受け入れさせるかどうかで悩む人も多いはず。
中学受験をするにせよしないにせよ、
「ここに通うかも」
と目星をつけた中学校の教育方針はよくチェックすることが大事だそうです。
学習内容をみてどれぐらい通塾などでカバーすればがわかるし、そうすれば必要なお金もおのずと計算できるようになります。
話をしていたファイナンシャルプランナーのかたは娘さんを公文式にずっと通わせていたそう。
公文式はその子の進度にあわせて学習するので、先取り学習も可能。
結果、娘さんは中学3年の時点で高校3年の数学の学習内容まで先取りしていたとのことでした。すごい!
住宅を購入する際、ローンの金利は安くならないか銀行に相談するべき
銀行から提示されたローン金利をそのまま受け入れる人が多いですが、これは十分交渉可能だそう。
銀行としても、ローンを払ってくれるお客さんは優良顧客なので、逃さないために多少の交渉には応じるはず、とのことでした。
取り崩し運用という考えをもっと持つべき
老後60~65歳までに積み立てた資産を取り崩していくのが通常ですが、そのときに投資をしておくと、投資の利回りも計算に入れた運用が可能に。
これを取り崩し運用といい、意外とライフプランシミュレーションに取り入れない人が多いので、ぜひ入れてみることをおすすめする、とのことです。
うちもライフプランシミュレーションはやってみたものの、これは計算に入れていませんでした。
12:00~12:30 お店屋さんごっこ
色鉛筆で塗った商品の書かれた紙を並べて、いよいよお店が開店。
子どもたちは手元につり銭とお金を計算する用紙を置いて、
「いらっしゃいませー!」
と呼び込んでくれます。
大人はあらかじめ配られたおもちゃのお金が入ったお財布をもって、好きなお店でお買い物。
子どもなので、「ドーナツ2個5000円」のような法外な値段が設定してあったりもするのですが、その場合は値切りながら購入します(笑)
息子も、ガム2円、新幹線のかがやき1円、といった謎の値段設定。

全部の子の商品が買いきれるよう、途中で追加でおもちゃのお金が配られました。
子どもたちは
「売り切れでーす!」
と嬉しそうに宣言するので、私も自分の子どもの商品を必死に買い取り…(笑)
最後に、いくらお金をもらえたかを計算して終了です。

子どもたちは「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」というのも初めての経験で、緊張しつつも商品が売れるとうれしそうな表情でした。
この売り物の準備をして、あいさつをしながら物を売るという経験は子どもにとってちょっとしたハードル。
わざと少し大変だな、という思いをさせることによって、
「お金を稼ぐって簡単じゃないんだな」
という感覚を得てほしいとのことでした。
最後は「お給料」というかたちで給料袋に入った、区内共通商品券500円分が一人ひとり手渡されました。
これで最初に会費として払った500円が戻ってきたことになります。
大人にはセミナーの感想を問うアンケートが配られ、この記入が済んだ人から流れ解散となりました。
アンケート内容は
「将来金銭的に不安はあるか?不安があるとしたらどんなことか?」
ということを中心に質問しており、その流れでファイナンシャルプランナーへの無料相談につなげるものでした。
私を含め4名の参加者のうち、1名の方はとても熱心に聞いていて、最後に配られたアンケートにも一生懸命答えていたので、こうして営業活動が実るのかなと思います。
【体験レポ】キッズマネースクールは怪しい?無料の理由・勧誘の有無・口コミを正直レビュー!まとめ
あらためて、キッズマネースクールの感想をまとめると以下のとおりです。
「子どもの学びにはなるし、気になるなら一度参加してみては。ただ保険会社の営業活動があり、やんわりと勧誘はあるので、興味がない人はしっかり断ってください」
教育熱心な保護者のかたであれば、一度は気になる内容だと思うので、参加してみるのもひとつかもしれません。
「うちの子ってどんなことが得意なんだろう?」
「今から伸ばしてあげるとしたらどんな分野がいい?」
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