こんにちは、えみぞうです。
仕事での英語使用歴20年のワーママです。
子供を連れての初海外旅行にあたり、子どものパスポートを作成しました。
わたしと同じように子供のパスポート作成を考えている方は、こんな疑問をお持ちではないでしょうか?
- パスポートの発行に必要な日数は?
- 10年有効なパスポートは取得できるの?
- 料金はいくらかかる?
- 子供や赤ちゃんの写真はどうやって撮ろう?
- 子供のサインはどうすればいい?
- 申請には本人を連れて行く必要がある?
自分の経験をもとに、子供のパスポート作成にまつわる疑問を解決していったのでまとめました。
楽に効率よくパスポート作成の手順を進めたい方向けです!
それではいってみましょう。
子供のパスポートを楽に効率よく作成する方法
まずは子供のパスポートを作成する大まかな流れです。
- 必要書類を準備する
- パスポートセンターで申請する
- パスポートを受領する
ざっくりと3ステップで完了できます。
もう少しこまかく書くと、こんな流れです。
1. 必要書類を準備する 所要時間目安:8-10日
・一般旅券発給申請書
・戸籍謄本または抄本
・写真(6ヶ月以内に撮影)
・本人確認書類(原本)
▼
2. パスポートセンターで申請する 所要時間目安:半日
・最寄りのパスポートセンターに必要書類を持参し、申請する
・申請後、6日後にパスポートが完成する
▼
3.パスポートを受領する 所要時間目安:半日
・完成したパスポートの受領には子供本人も連れて行く必要がある
・手数料は現金で支払う必要がある
所要時間の目安は、わたしが1歳と3歳の子供の育児をしながら実際にかかった時間です。
トータルで17日かかりました。
後述しますが、戸籍謄本をコンビニ交付で入手すれば最短10日ほどで取得できます。でも何が起きるか分からないので、日数には余裕をもって申請するに越したことはないですね。
それでは一つずつみていきましょう!
子供のパスポートを楽に効率よく作成する方法 1. 必要書類を準備する
まずはパスポートの申請に必要な書類を準備します。
ここでは子どものために新規で申請する場合の手順をメインに紹介しています。
時短ポイントもあわせて紹介していますのでご参考までにどうぞ
子供のパスポートを楽に効率よく作成する方法:パスポート申請に必要な書類
パスポート申請に必要なものは以下の通りです。
外務省公式サイトより
- 一般旅券発給申請書:1通
- 戸籍謄本(6か月以内に取得したもの):1通
- 写真(6ヶ月以内に撮影):1枚
- 本人確認書類(原本)
- 前回のパスポート(切替の場合)
- 住民票の写し(条件により必要):1通
子供のパスポートを新しく作成する場合、前回のパスポートはないので5.は不要ですね。
また、6.の住民票の写しも以下の人のみが対象となります。
- (1)住民基本台帳ネットワークシステムの利用を希望されない方
- (2)住民登録をしていない単身赴任先や就学先等の都道府県で申請される方
特別な事情がある方でないかぎり、住民票の取得は不要です。
よって、必要なのは1.から4.の4種類の書類になります。
子供のパスポートを楽に効率よく作成する方法: 必要書類① 一般旅券発給申請書(パスポート申請書)
一般旅券発給申請書(パスポート申請書)は5年用と10年用があります。
20歳未満の場合は5年用のみ申請できます。
「未成年者は容貌の変化が著しいから」というのが外務省の説明している理由です。
5年用と10年用は申請用紙が異なるので間違えないようにしましょう。
一般旅券発給申請書(パスポート申請書)を手に入れる方法は2つあります。
- 最寄りのパスポートセンターまたは役所で手に入れる
- 外務省のサイトからダウンロードする
最寄りのパスポートセンターは外務省のサイトから検索できます。
また、役所にも置いてあることがほとんどです。
また、パソコンやスマホでダウンロードしたパスポート申請書をダウンロード利用できるようになっていて、こちらも便利です。
ブラウザで必要事項を記入してプリントアウトし、自署欄のみ直筆で記入します。
自宅のプリンターでも、コンビニプリントでもOKです。
手書きの部分が少ないので、記入ミスによる書き損じも防げますよね。
ちなみに私はプリンターを使うときに1歳の娘が乱入して邪魔してくるおそれがあったので、役所の窓口でもらうことにしました。
もちろん、申請当日にパスポートセンターで原本に直接記入するという手もあります。
が、記入するのには10分ぐらいかかりますし、子連れでパスポートセンターに行って記入する間じゅう子供がおとなしくしているとは限らないので、事前に申請書を入手して記入しておくほうが断然時短になります。
子供のパスポートを楽に効率よく作成する方法: 必要書類②戸籍謄本
住民票をはじめ、各種証明書をコンビニ交付できるサービスが話題になっていますよね。
パスポート作成に必要な戸籍謄本もその対象となっています。
令和5年3月27日より、戸籍抄本(戸籍に記載されている方のうち一人または複数人の身分事項を証明するもの)によるパスポート申請は不可となったので注意が必要です。
・マイナンバーカードを所持している
・本籍地のある自治体がコンビニ交付サービスを提供している
・事前に利用登録申請をおこなっている
という条件をクリアすれば、コンビニから戸籍謄本を入手することが可能です。
自分の本籍のある自治体がコンビニ交付サービスを提供しているかは、地方公共団体情報システム機構(J-LIS)の戸籍証明書交付の利用登録申請サイトを参考にしてください。
ただ、コンビニ交付サービスがうまく機能しないというニュースをよく目にする時期だったため、私は
アナログに自治体に直接戸籍謄本の写しの取り寄せを依頼しました。
私が依頼した自治体の場合、戸籍謄本の写しの取り寄せに必要だったのは以下です。
- 身分証明書のコピー
- 為替450円分
- 申請用紙(ダウンロードして記入)
- 返信用封筒
身分証明書には子供たちのマイナンバーカードを使いました。
あちこちで1枚で済む身分証明証なので、やっぱりなにかと便利です。
家にあるプリンタを引っ張りだして、息子と娘のマイナンバーをコピー。
そして申請用紙をダウンロードしてプリントアウト。
為替は郵便局に行って450円分買ってきました。
買う際には郵便局で用紙を記入する必要があります。
また、今回の手続きで初めて知りましたが、為替を発行してもらうための手数料が200円かかりました。結構かかりますね。
計650円。これに返信用封筒の切手84円がかかるので、戸籍謄本をアナログに取り寄せると734円かかります。
そして自治体へ郵送し、土日をはさんで待つこと9日間、ようやく戸籍謄本が送られてきました。
自治体によっては、コンビニ交付すれば手数料は10円になるキャンペーンなどを実施していたりするので、手間の面でもコスト面でもタイパの面でも、コンビニ交付ができればはるかに効率がいいです(当然ながら)。
昨今のニュースの件がさほど気にならない人なら、利用登録申請をしてコンビニ交付を使うことをおすすめします。
子供のパスポート作成: 必要書類③本人の写真
これに関してはとても便利なサービスを見つけることができました。
子どもの顔写真、一番難関かもしれません。
どうやって撮ればいいの?
よくある個人写真の自販機のようなところで、子どもを椅子に座らせて撮るとか?
まともに正面向いて座っているはずがないので、いくらなんでも無理ですね。
どうしよう…と思いつつネットサーフィンしていたら、FreeDPEなるサービスを発見。
- スマホ撮影した写真を証明写真に加工できる
- 専用アプリのダウンロードは不要
- 写真はコンビニで30円で印刷できる
というすぐれものです。
「本当にこんなに便利なの?」
と疑いながら早速やってみましたが、本当に簡単で、使って大正解でした!
以下、その手順です。
まずは子どもの顔写真を撮影します。
外務省のホームページにある、パスポート用に必要な写真の条件はざっくり以下のとおりです。
- 正面アップ
- ふつうの表情
- 申請日から6か月以内のもの
- 背景は白またはカラー一色
つまるところ、まじめな表情をした正面アップの顔写真が必要なのですが…。
3歳息子は案の定、変顔をしたりクスクス笑ったりとまともにカメラに収まりません。
次々と生成される3歳男児の変顔やブレブレで何が映っているかわからない画像たち。
しかし10枚目ぐらいからは飽きて早く終わらせたくなったのか、だんだんまともな表情を作るようになってきました。
そしてようやく合格点の1枚をゲット!
1歳娘のほうは床に寝転がして撮影しました。
動きたいさかりなので、押さえつけられるのに抵抗して暴れ出す前にササっと正面アップの顔を撮影!
こうして撮れた画像を、スマホからアクセスしたFreeDPEのウェブサイトに1枚ずつアップロードします。
背景に余計なものがうつっていても、背景は変更できるので問題ありません。
そして顔の大きさや傾きなども後から調整できるので、ある程度正面アップの写真が撮れていればなんとかなります。
撮影した写真を加工していきます。
顔のサイズも調整できるし、顔が少し傾いていても微調整可能です。
FreeDPEの参照画像を以下お借りしましたが、画像をアップロードするとこんなふうにガイドが表示されるので、それに合わせて
「画像を大きくする」
「画像を小さくする」
「傾きを直す」
といったボタンを押して微調整していきます。
「これでいい!」
というものが出来上がったウェブサイトの指示に沿ってアップロードすると、ユーザー番号が発行されます(事前に登録したメールアドレスにもユーザー番号が送付されます)。
この番号を持って、近くのファミリーマートかローソンのマルチコピー機でプリントアウトするだけで完成です。
料金は600円で、これにコンビニでの印刷代(L版印刷プリント)1枚30円がかかります。
しかも、一度600円を払うと1週間有効で、何枚でも加工できます。
つまり子ども二人の顔写真を作るのに600円+写真の印刷費用2枚60円、合計660円でできちゃいます。
わたしは自分のパスポートも来年1月に更新する予定だったので、自分の顔写真もこのタイミングで撮っておくことにしました。
結果、3人分を690円で作ることができました。
コンビニで手軽に印刷できるし、納得がいくまで撮り直しをした写真を使えるので満足度はとても高いサービスでした。
撮った写真はパスポート申請書に貼付します。万が一はがれてしまった場合に備えて、写真の裏に子供の名前を記入しておくことを忘れないようにしましょう。
子供のパスポートを楽に効率よく作成する方法: 必要書類④本人確認書類
本人確認書類は次のものを用意しましょう。
1点でよいもの |
マイナンバーカード(写真付きの原本)または パスポート(有効期限内または期限切れ6ヶ月以内のもの) |
2点必要なもの |
保険証 + 乳幼児・こども医療受給者証 または パスポート(期限切れ6ヶ月を過ぎたもの) |
子供が用意できそうな書類をピックアップしています(大人は運転免許証など、ほかに種類あり)
「1点でよいもの」がない場合は、「2点必要なもの」を用意します。
子供のパスポートを楽に効率よく作成する方法:子供のサイン(自署)について
パスポート申請書にあるサイン(自署)欄。
子供の場合はどうすればよいのでしょうか?
パスポートセンターによると、子供が自分で署名する場合は以下の点に留意する必要があるとのことです。
- 小学1年生以上は必ず本人が署名する
- 書けるようなら未就学でも本人の自筆でOK
- ひらがなでも漢字でもOK
- 読み取れなくてもパスポートとしては問題なく、使用するかどうかの判断は親に一任されている
- サインが書けなければ親権者が代筆し、代筆者名を枠の下欄に記入する
- サイン欄の枠をはみ出したものや、署名をなぞったものは認められない
3歳と1歳にまだサインは難しいので、私が代筆することにしました。
以下のように、代筆したことが分かるように記入します。
東京都生活文化スポーツ局HPより
本人が書いた方が記念になるな…と感じました。
が、入国審査の書類など、あちこちで毎回子供に署名させなくてはいけなくなることを考えると、親が代筆してしまったほうがラクかと思います。
必要なものが揃ったので、新宿のパスポートセンターへ行くことにしました。
ちなみにパスポートを電子申請できるのは更新の場合のみなので、今回のように子供のパスポートを新規申請する場合は必ずパスポートセンターまで出向く必要があります。
子供のパスポートを楽に効率よく作成する方法:2. パスポートセンターで申請
必要な書類がそろったら、いよいよパスポートセンターで申請しましょう。
最寄りのパスポートセンターは外務省のサイトから検索できます。
パスポート申請は代理人でも行えるので、子供本人がいなくても代理人である自分自身の本人確認書類を持参すればOKです。
ただし受け取りは必ず子供本人が窓口へ行く必要があります。
子供のパスポートを楽に効率よく作成する方法:新宿パスポートセンターに実際に行ってみた
申請時は本人が必ず行く必要はないのですが、1歳の娘だけを連れてベビーカーで行きました。
地下鉄だったので、まるでダンジョンのようにエレベーターを探しては乗り、探しては乗り…
ベビーカーでの地下鉄移動ってほんとダイエットになりますよね…。
でも平日だったので、想定していた時間内にすんなり到着。
パスポートセンターに着いたのは平日の午前10時半頃でしたが、番号札をもらってから15分ほどで順番がきました。
番号を呼ばれたので用意してきた書類一式を提出。
受付の女性の方がてきぱきと進めてくれます。
子連れにも慣れっこなのか、娘にも手を振ってくれたりしました。
ふたたび番号を呼ばれるまで、また10分ほど待ちましたが、その間に娘がとうとうベビーカーから降ろせと騒ぎ出しました。
なかなか大人しくする気配がないので、パスポートセンターのすぐ近くにある授乳、調乳、おむつ替えのできる部屋へ逃げ込むことに…。
ここでしばらく時間をつぶしていたら娘も気が済んだのか静かになってくれたので、無事手続きを済ませることができました。
これで無事に申請終了!
・6日後に受領可能となること
・受領の際は申請の際にもらう一般旅券受理票(パスポート引換書)と、手数料を持参すること
・パスポートの持ち主本人がいないと受領できないこと
ということを確認し、この日やることはおしまいになりました。
子供のパスポートを楽に効率よく作成する方法 3. パスポートを受け取る
申請後、6日間以降に受領します。
申請日から6ヶ月以内に受け取らない場合はパスポートが失効してしまうので注意です。
手数料は取得する本人の年齢によって異なります。
パスポートの種類 | 収入印紙 | 都道府県 収入証紙 | 手数料 合計 |
5年(0〜11歳) | 4,000円 | 2,000円 | 6,000円 |
5年(12歳以上) | 9,000円 | 2,000円 | 11,000円 |
10年(20歳以上) | 14,000円 | 2,000円 | 16,000円 |
年齢は誕生日の1日前に1歳加算されるので、11歳のお子さんをお持ちの方はその点も注意しておくとよいかもしれませんね。
都道府県によっては現金払いのところもあるので、念のため最寄りのパスポート申請窓口にお問い合わせください。
東京都は現金払いで、クレジットカード払いはできないとのことです。
申請した1週間後に受け取りに行き、無事に子供2人分のパスポートを手に入れられました。
ちなみに新宿パスポートセンターの近くの新宿中央公園は2023年2月にリニューアルし、子ども向けの遊具がたっぷりそろった豪華な公園になっていました。
帰りはここで子どもたちをいっぱい遊ばせられました。
まだハイハイの赤ちゃんが遊べるコーナーもあるのが大助かりです。
もし新宿パスポートセンターに子連れで行く場合はおすすめです!
はじめにここで遊ばせて、体力を消費させてからできあがったパスポートを受け取りに行くほうが帰り道はスムーズかもしれません。
新宿中央公園は以前までは近寄りがたい雰囲気がありましたが、今は子連れにぴったりのスポットに生まれ変わりました。
遊具がとにかく豪華!
子ども大喜びでした。
ランチできるエリアもあります。
シートを引いてピクニックをしている人もたくさんいました。
池には亀がいたり。
敷地内にスタバがあるのでお茶もできます。
おやつを持参してずっと外で過ごしました♪
子供のパスポート作成を楽に効率よくする方法まとめ
子供のパスポートを作成する方法と、少しでも手順を楽に効率よくする方法をまとめました。
パスポートが手に入ると、いよいよ海外旅行が楽しみになってきますよね。
行先は決まりましたか?
子連れの初海外にグアムはとてもおすすめです♪
飛行機で3時間の距離にある台湾も、子連れ旅にはおすすめです。
特に台北は子どもが楽しめるエリアが多く、家族みんなが楽しめる旅行先。
子連れの海外旅行では少しでも事前にできる準備はやっておきたいもの。
レストランで「子供用のイスはありますか?」と言いたいとき、
ぼったくられないようにタクシーで「メーターをつけてください」と念押ししておきたいとき、
「もっと眺めのいい部屋に変えてほしい」とホテルで交渉したいとき、
あらゆる場面で英語ができると本当に便利ですよね。
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それでは、安全でたのしい旅になることを願っています!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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