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「旅育」が最近注目されていますね。
旅行を通じて子どもに異文化体験をさせ、子どもの成長を促すことを「旅育」とよびます
「自分のいつもの日常とは異なる文化をもつ国がたくさんあるんだ」
ということを知ってほしい!という思いのもと、子ども達とともに行く海外旅行をいっぱいしたいと考えています。
そこで、旅育についてより詳しく知るために、旅育をテーマにした3冊の本を読み比べしました。
今回読んだのは以下の3冊です。
本のタイトル | 詳細 | 海外旅行:国内旅行の比率 |
家族旅行で子どもの心と脳がぐんぐん育つ旅育BOOK | ・旅行ジャーナリストによる旅育本 ・国内の旅行メイン ・旅を学びに生かすための旅育メソッドは必見! | 2:8ぐらい |
すべてのパパとママと旅好きに贈る THE旅育 | ・オーストラリア在住で観光業にたずさわる筆者による旅育本 ・著者だけでなく、さまざまな人の旅育体験をインタビュー形式で掲載 | ほぼ10:0 |
海外旅行で子供は育つ!!子供の人生を豊かにする「旅育」のススメ | ・旅行会社経営者による旅育本 ・3冊のなかではもっとも具体的な子連れ旅行にかんするノウハウが満載 | ほぼ10:0 |
結論からいうと、個人的なおすすめは以下2冊のココです!
・「家族旅行で子どもの心と脳がぐんぐん育つ旅育BOOK」の旅育メソッド
・「海外旅行で子供は育つ!!子供の人生を豊かにする「旅育」のススメ」の具体的な旅のノウハウ
子どものパスポートを作るなら時短で効率よく作りましょう!こちらの記事も参考にしてみてください。
それでは詳しくみていきましょう。
旅育本3冊読み比べ: 家族旅行で子どもの心と脳がぐんぐん育つ旅育BOOK
旅育的おすすめ度 4.0
総評:旅を子の成長にめいっぱい生かすためのコツを記載。ただ、タイアップ感のある内容もそれなりに含まれているので、おすすめされているホテルやおでかけ先の良しあしは自分で判断を
旅行ジャーナリストの村田和子さんによる著作。
村田さんのご家族自身は、お子さんが9歳になるまでのあいだに47都道府県を訪れたそうで、そのため国内のおでかけ先が多めです。
3冊のなかではもっとも国内旅行に関する情報が多いです。
旅育本的おすすめポイント:旅育メソッドはとても大事なことが凝縮されています
ここだけでもこの本を読む価値あり!と思えるのが、村田さんの旅育メソッド。
5つのメソッドがあり、子どもとの旅行を満喫するために大事なことが凝縮されています。
- 旅の計画や準備は子どもと一緒に
- 子どもの役割や目標を設定する
- 旅先では家族それぞれで過ごす時間を作る
- 本物にふれる
- 思い出を「かたち」に残す
くわしくはぜひ本書を手に取って確認してみてください。
家族旅行というとどうしても親の主観でいろんなことを決めがちですが、話がわかる年齢であれば、子どももいっしょに旅行プランを考えたり、旅行の準備をすることが旅育を満喫するためのポイントです。
旅育的おすすめポイント:子どもにやらせてみたいことが具体的になってくる
この旅育メソッドによって、
「子どもとの旅行を楽しみつつ、子どもの成長をうながす」
という旅育の大目的を達成するためには、具体的にどうすればいいか?
がわかるようになってくると思います。
旅育メソッドの具体的な内容をすこし紹介します。
日常生活にも応用できるメソッドです。
わたしはこれを読んでから、「子どもに教える」「子どもといっしょに考える」ってどういうことだろうと改めて知るきっかけになりました。
旅育メソッド①旅の計画や準備は子どもと一緒に
旅育メソッド①にもあるように、「旅行の計画も、子どもといっしょに考えることがおすすめ」とのこと。
そのとき、気をつけておきたいのが以下のポイントです。
親が決めた「連れて行かれる旅」にしないことが大事です。
そのため、旅育のおすすめ年齢は最低3歳ぐらいからかなと感じました。
旅育メソッド②子どもの役割や目標を設定する
また旅育メソッド②にあるように「子どもの役割や目標を設定する」も大事なポイント。
たとえば旅の準備の目標としては、
など。
地図でどれぐらい時間がかかるか子どもが想像できるように説明して、
「ここからここまでは自分の足までで歩こうね」
とお約束をしておくことも大事です。
こういったことを子どもに説明したり考えさせることによって、子どもの計画性をやしなうことができます。
博物館や美術館に行く場合は、公式ウェブサイトをいっしょに見るなどして予習するのもよいそう。
こうやって計画を立てるうちに、時間やお金の感覚をやしなうことができます。
また、旅にトラブルはつきもの。
そんなときも不確実性を楽しみ、トラブルに対処する力も養われます。
さらに旅先での目標としては、たとえば未就学児であれば
「旅先で会った人には元気にあいさつする」
「自分の荷物は自分で持つ」
などがよいとのこと。
達成できたときには、子どもが一回りも二回りも成長しそうですよね。
旅育メソッド③旅先では家族それぞれで過ごす時間を作る
筆者がおすすめしているのが、旅先ではつねに全員いっしょに行動するのではなく、それぞれが自分の時間を満喫できるように計画するということ。
旅行は親にとっても貴重なリフレッシュの時間ですよね。
また、ある程度の年齢の子どもなら、キッズクラブや子どもだけで参加できるデイキャンプなどに参加して、親から離れる時間を作るのがよいとのことです。
そして、終わったあとはそれぞれの経験をシェアするのもとても良い経験になると思います。
旅育メソッド④本物にふれる
旅先では、ふだんできない「本物にふれる」という体験がよいそう。
たとえばこんな体験です。
それから、ちょっとよいディナーなど、敷居の高いところへ足を運ぶのもいい経験になりそうです。
さらに、旅行中に子どもがもった疑問には納得するまでつきあうのが旅育のポイント。
「どうして肌の色がちがう人がいるの?」
「どうして日本語じゃない言葉があるの?」
という、素朴な疑問にとことんつきあうのは親もなかなか大変そうですが、いっしょに調べたりするのは貴重な経験で、旅育をフル活用した学びになりますよね。
旅育メソッド⑤思い出を「かたち」に残す
旅からもどってくると、意外と内容は忘れてしまいますよね。。
大人もそうですが、子どもはつねに未来を見ているため、よけいに旅のことは忘れてしまいがち。
でもいっしょに旅の思い出をまとめる作業をすると記憶として定着しやすいです。
撮った写真をコラージュして飾ったりすると、旅の思い出を振り返れて家族のきずなも深まるでしょう。
特に自分の写真を家の中に飾ってもらえると、子どもは予想以上に喜びます。
筆者のおすすめは、旅先から手紙を書くことだそうです。
みんなで絵葉書をえらんで一言ずつメッセージを書き、現地の郵便局やポストから投函したらとてもよい記念になりそうですよね。
家族旅行で子どもの心と脳がぐんぐん育つ旅育BOOKまとめ
旅育に興味はあるけど、具体的に何をどうすれば…?
と思っている人にぜひおすすめしたい一冊です。
わたしも、子どもにやってみてほしいことがより具体的になりました。
また、まとめきれませんでしたが、以下のこともぜひ子どもにやらせてみたいなとこの本を読んでいて思いました。
たとえば日本航空では、小学生以上の子どもには大人と同じように接客することを心がけているそうです。
そのため、親同伴であっても、できるだけ子どもに対応させて、大人と対等にやりとりをする経験を積んでほしいなと思いました。
つい大人が代わりに対応してしまいそうになりますが、旅育目線でいくと、ここはぜひ子どもに応対させて、一人前として扱ってもらう経験を重ねてほしいですね。
また、本書では国内の旅行が多く記載してありますが、おすすめの旅育の海外旅行先としては以下が挙げられていました。
旅育に興味はあるけど、具体的にどうすればいいの?と思っているひとにぜひ読んでいただきたい一冊でした!
わたしも、旅育をおこなうにあたってやりたいことが具体的になりましたよ。
旅育本3冊読み比べ: すべてのパパとママと旅好きに贈るTHE旅育
旅育的おすすめ度
総評:旅育に対する熱い想いが伝わってくる一冊。たくさんの人の体験談を読んでモチベーションを上げられる。具体的なノウハウはやや薄い
ゴマブックスより出版されている本ですが、ゴマブックスは自費出版をさかんにおこなっている出版社で、この本も自費出版である可能性が高いです。
内容も、個人の熱い思い入れから作られた感じがします。
オーストラリア在住歴20年以上のBENさんは二人のお子さんとともにあちこちを旅行し、旅育のよさを肌で実感している人。
BENさんはどんな人?
「自由人ライフコーチ」BENさんは、「地球が僕らの遊び場!」という本を出版後、旅育をテーマにした本を書いてほしいというリクエストを受けた書いたのがこの一冊だそうです。
非常にテンションの高い一冊になっております!
旅行大好きなBENさんは、旅育には国内旅行ではなく海外旅行をぜひ進めたいとのこと。
本書には10人の海外旅行による旅育体験談がまとめられています。
気になる内容は?旅育はメリットだらけ
全体的なメッセージとしては以下の一言に尽きます!
旅育はメリットだらけで、ぜひおすすめしたいとのこと。
さらに旅育を楽しむための具体的なコツとしては、以下のことを念頭に置きながら旅行の準備をしたり、旅行中過ごしたりするのがよいとのことでした。
また、旅慣れたBENさんが旅育におすすめする国は以下のとおりでした。
クルーズ旅行も移動が楽ちんなので旅育にはおすすめ!とのこと。
旅育を考えるなら親子留学という選択肢も視野に入れて
長期のお休みがとれる場合、BENさんのおすすめは『親子留学』。
フィリピンのセブ島やインドネシアのバリ島は大人の短期英語留学の留学先として有名ですが、最近では親子留学プランを用意する海外の語学学校が増えています。
特徴としては0歳から参加可能ということ。
期間は1週間から長期滞在までとさまざまですから、予定が組みやすいです。
マンツーマンとグループレッスンが選べるところがほとんどです。
親子で同じスクールにすることもできるし、親は語学学校で子どもは現地校に行くことも可能な場合があります。
わたしは帰国子女ですが、現地校に通ったことは今でもとても大事な体験として活きています。日本在住だとなかなかその機会はありませんが、親子留学なら現地校に通うという目的も実現できます。
もちろん語学は国内でも学べる手段がたくさんありますが、語学だけできても生きていくうえで役には立ちません。
- 国際感覚
- 言葉が不十分ななかでもコミュニケーションがとれる力
- トラブル対応力
- サバイバル力
これらの力を一気に底上げできるのが親子留学だといえるでしょう。
旅育本3冊読み比べ: 海外旅行で子供は育つ!子供の人生を豊かにする”旅育”のススメ
旅育的おすすめ度
総評:子連れ旅行に行くためのノウハウを、旅行業界経験者の視点からていねいに解説。ただし内容は少し古い部分もある
子どもの年齢別の旅育メリット&デメリットなど、ほかの2冊とはまた異なる視点での解説が参考になります。
旅行会社「株式会社たびえもん」の代表取締役、木舟周作さんによる旅育本です。
ざんねんながら現在は閉店してしまいましたが、東京の練馬に旅をテーマにしたカフェをオープンされていたそうです。
そんな木舟さんの著作は、旅行をスムーズにすすめるための具体的なノウハウがいっぱい詰まっています。
子どもの年齢によっても起こるトラブルが変わってきますが、年齢に応じて対応策がちゃんと記載されてあるのでわかりやすいです。
子どもの海外旅行デビューは1歳が最多
今では旅行業界全体が「旅育」というアクティビティを推していますが、子どもの海外旅行デビューが一番多いのは1歳だそうです。
理由は1歳だと飛行機代がかからずにすむから。
行き先としてはハワイが圧倒的に多く、ついでグアム、韓国の順でした。
育児に仕事に大忙しの毎日を離れ、リゾートで少しでもゆっくりしたいという親の気持ちがありそうです。
また、旅のトラブルとしては以下がトップ3でした。
- 子どもが現地で病気になる
- 飛行機が大幅に遅れる
- もちものをなくす
このほかにも
「大人が病気になった」
「子どもがケガをした」
「飛行機で荷物が届かない」
といったトラブルも。
なんといっても余裕をもったスケジュールを立てておくことが肝心です。
現地で日本人の医師にかかる可能性があるので、母子手帳の持参もおすすめ!だそうです。
旅にトラブルはつきもので、それを乗り越えることで親子ともに成長することができますが、やはり英語が少しでもできると安心です。
出発前は、旅でよく使う単語だけでも頭のなかに入れておくと心の余裕がちがいます。
子連れ旅行で知っておきたいノウハウがいっぱい
著者が旅行業界に精通しているだけあって、子連れでも飛行機で快適に過ごすコツがたくさん載っています。
そのごく一部をご紹介します。
出発前は空港のキッズコーナーを活用
たとえば子連れだと、飛行機に乗るまえに子どもの体力を発散させておくことが、機内で静かに過ごさせるコツのひとつ。
空港によっては子どもが遊ぶためのコーナーが用意されていることもありますので、事前に場所をおさえておくとよいでしょう。
ちなみに羽田空港はキッズコーナーがあり、軽食を食べられるようなベンチも用意されているので、子連れの強い味方です。
子どもは時差ぼけに強い?
おとなと違い、子どもは比較的時差ボケに強いといわれています。
「時差ボケを克服するのに必要な日数は、年齢を10で割った数」
で計算できます。
つまり5歳で半日、10歳で1日、30歳で3日という計算です。
それから日本から西へ行くか、東へ行くかでも時差ボケの度合いは異なります。
飛行機に乗る前にたくさん遊ばせて、機内食でおなかがいっぱいになったら早く眠ってもらえるように行動しましょう。
内容が古い部分もありますが、こんな具体策がたくさん載っているので、一読することをおすすめします。
旅育本3冊読み比べ:まとめ
どの本もよいポイントがありましたが、3冊に共通していたポイントをまとめると以下のようになります。
- 旅育は子どもの計画性や自立心をやしなうのに最適
- 親が連れて行くだけではなく、子どもといっしょに計画するのは学びの効果大
- 旅から帰ってきたらいっしょに思い出をふりかえって家族の絆を深めよう
- 親子留学やクルーズ旅は、親子ともにメリットが多い
どれも旅育のメリットがわかる良い本でした!
一言で無理やりまとめるなら、「親の独りよがりの旅行をしても旅育にはならない。準備から振り返りまでを子どもといっしょにやってこその旅育」ということだと感じました。
では具体的にどうすれば?という方は、ぜひ本書を手にとって読んでみてくださいね。
本のタイトル | 詳細 |
家族旅行で子どもの心と脳がぐんぐん育つ旅育BOOK | ・旅行ジャーナリストによる旅育本 ・国内の旅行メイン ・旅を学びに生かすための旅育メソッドは必見! |
すべてのパパとママと旅好きに贈る THE旅育 | ・オーストラリア在住で観光業にたずさわる筆者による旅育本 ・著者だけでなく、さまざまな人の旅育体験をインタビュー形式で掲載 |
海外旅行で子供は育つ!!子供の人生を豊かにする「旅育」のススメ | ・旅行会社経営者による旅育本 ・3冊のなかではもっとも具体的な子連れ旅行にかんするノウハウが満載 |
旅行のさいに使う英会話を少し予習しておくだけで、子連れ海外旅行は本当に楽になります!
無料体験も可能な、トラベル英語のコースが豊富な英会話スクールが気になる人はこちらの記事もどうぞ。
この情報が皆さんの役に立てばうれしいです!旅育を思いきり楽しみましょう。
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